オンライン診療の料金は高い?安い?保険適用と実際の費用を医師が解説
オンライン診療の料金は高い?安い?
保険適用の有無と実際の費用を医師が解説

オンライン診療って費用が高そうなイメージがあるんですが、実際どうなんでしょう?

保険診療の対象であれば保険適用になります。当院では初診940〜1,140円程度で、システム利用料も薬の配送料も無料です。
基本的には対面診療より安くみます。以下の記事で詳細を解説します。
オンライン診療に保険は使える?
よくある質問です。結論からいうと、保険診療の対象であれば保険適用になります。
- 2019年以降、初診からオンライン診療が保険適用で受けられるようになった
- 実際にはかなり多くの疾患で利用できる
- ただし何でもオンラインで完結できるわけではなく、対面が望ましいケースもある(そこは医師が判断します)
料金の内訳|差が出るのはここ
料金は「診察料・薬代・配送料・システム手数料」で構成されます。診察料と薬代は基本的には厚生労働省がが定めているのでクリニック間の差は少ないですが、差が出やすいのは配送料とシステム手数料です。
- 薬の配送料:無料〜300円程度が多い(少し前は1,000円前後もあった)
- システム手数料:無料〜500円程度が多いが、精神科など専門科では1,000〜2,000円のところも
- 当院はどちらも無料(2026年4月時点)
実際いくらかかる?当院の目安
- 初診の診察料:940〜1,140円(3割負担)
- 薬代:別途(ジェネリック選択でさらに節約可)
- 配送料・システム利用料:無料
一般的なオンライン診療ではここにシステム料・配送料が上乗せされることが多いですが、当院ではそれらは不要です。単純に診察料だけで済むという意味でも、使いやすい設定になっていると思っています。
対面と比べて、本当に安いの?
ここはかなり大事なポイントです。結論からいうと、対面と比べてもかなり安いと感じる方が多いと思います。
まず金額の面。
対面診療は初診料に比べオンライン診療の初診料が87%の点数に設定されています。
再診時は外来管理加算なども加わりますがオンライン診療ではありません。
検査が入るとさらに費用が上がります。ケースにもよりますが、
インフルエンザで検査、治療をする際などでも2倍以上開きがあります。
さらに、診察料以外のコストも無視できません。
- 交通費・駐車場代
- 移動時間・待ち時間(対面は30分〜1時間以上のことも)
- 「その時間に仕事や家事ができたはず」という見えにくいコスト
オンライン診療は待ち時間がほぼゼロで、診察も5〜10分で終わることが多いです。家事の合間に受診される方もよくいらっしゃいます。単に診察料が安いだけでなく、いろいろなコストをまとめて減らせる受診方法だといえます。
安いけど、診察はちゃんとしてもらえる?
正直にいうと、ケースバイケースです。オンライン診療は便利ですが、どこまでいってもオンラインです。検査はできませんし、体を触って診ることもできません。
苦手なことをあげると:
- 皮膚を触って状態を確認する
- お腹を触診して硬さをみる
- 喉の奥の炎症を詳しく確認する
こういったケースは対面のほうが向いています。一方で、相性がいいのは:
- 「以前かかった風邪と似ている」「緊急性は高くなさそう」と自分でだいたい判断できる症状
- 使う薬がある程度決まっているケース(花粉症・アトピーのステロイド外用薬など)
- 生活習慣病の定期処方・不眠の相談
「安いけど診察が不十分」ということではなく、向いているケースでは十分に役立ちます。診察の結果によっては対面をおすすめすることもありますが、無理にオンラインで完結させるのではなく、適切に見極めるようにしています。
まとめ
保険適用+配送料無料+システム手数料無料で、当院の初診は940〜1,140円から。交通費や待ち時間のコストも含めれば、対面よりトータルで安く済むケースが多いです。「便利そうだけど結局高いのでは」と思っていた方も、実際はかなり利用しやすい受診方法だと思います。
初めての方はオンライン診療の準備と流れもあわせてどうぞ。
よくある質問(Q&A)
-
オンライン診療はどんな症状なら受けても大丈夫ですか?
-
基本的には、軽症で緊急性が低く、「過去に似た症状を経験しているもの」はオンライン診療と相性が良いです。
例えば、風邪症状(発熱・咳・鼻水)、花粉症、湿疹、アトピーの薬の継続処方などは対応しやすいです。
一方で、強い腹痛や胸痛、急激な悪化がある症状などは対面診療が優先になります。
迷った場合は、まずオンラインで相談して、必要なら対面受診に切り替えるという使い方も現実的です。
-
オンライン診療で処方された薬はどのくらいで届きますか?
-
宅薬便を利用すると服薬指導後に当日発送〜翌日到着となります。(地域や時間帯による)。
しかし服薬指導が2日後になることもあり、そうなると3日後など到着もずれます。
近隣薬局での受け取り(FAX対応)ですぐに受け取りたい場合は、1時間後などに受け取れますが、
330円の手数料がかかります。
この記事の監修者

- 梅田北オンライン診療クリニック 院長
-
【経歴】
産業医科大学 医学部医学科 卒業。済生会系病院での臨床研修・救急、総合診療勤務を経て、複数の企業で嘱託や専属産業医を歴任。
その後、産業医学・公衆衛生の専門性を活かし、「梅田北オンライン診療クリニック」を立ち上げる。
現在は京都大学大学院(社会健康医学系専攻)に在籍し、働く人々の健康や医療アクセスの課題に向き合いながら、臨床と予防の両面から医療の新しい形を実践している。
【資格・所属】
日本産業衛生学会・社会医学系専門医・指導医/労働衛生コンサルタント(保健衛生)/
産業医科大学産業医学ディプロマ/日本東洋医学会/JATEC・ACLS・AMLS修了 ほか
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