受験等大事な時期に抗インフルエンザ薬の予防内服

子供が受験なんですが、抗インフルエンザ薬の予防内服をさせたいんです。

自由診療で合計9000円~になります。

オンライン診療で処方が可能です。数日でご自宅へ薬を届けます。

適応となる人

どのような人が適応ですか?

基本はインフルエンザの患者さんに接触した方です。

当院では、学校など感染者が増えている状況を確認させていただき総合的に判断させていただきます。

添付文章や過去の投与ガイドラインなどを参考にします。

薬剤添付文章:予防投与について

インフルエンザ患者と同居や、共同生活 かつ

高齢者(65歳以上)
慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
代謝性疾患患者(糖尿病等)
腎機能障害患者

厚生労働省 インフルエンザ薬のガイドライン(2009)

同居者を除く患者との濃厚接触者及び患者と同じ学校、職場等に通う者

○ 第二段階及び第三段階(感染拡大期)に患者が確認された場合、感染症法第15条の規定に基づき、積極的疫学調査が実施される。その結果特定された患者との濃厚接触者(同居者を除く)、患者と同じ学校、職場等に通う者のうち新型インフルエンザウイルスの曝露を受けたと考えられるものは、患者の行動範囲等を考慮した上で予防投与の対象とする。

薬剤の種類と効果、エビデンス

当院では

①タミフルと

②オセルタミビル(タミフルのジェネリック薬)

③イナビル

の処方が可能です。

タミフルとジェネリックは錠剤タイプの飲み薬ですね。

イナビルは粉末の薬を吸入するタイプ

両薬剤ともに10日程度の感染予防が可能です

薬剤の効果は以下の通りになります。

タミフルの効果

・偽薬を飲んだ対象群に対し、タミフルを内服した群は75%の相対リスクの減少がみられた。

タミフルの有効性 安全性 医薬食品局
イナビルの効果はこちらをクリック

・イナビル投与により、偽薬を飲んだ対象群に対し77%の相対リスクの減少がみられた。

・2キットの投与で10日間効果は継続

審議結果報告書 平成25年11月26日 医薬食品局審査管理課

このデータを見ても100% 予防できるわけではないのですね。

そうです。患者さんが濃厚接触ではなくて、学校で流行っている位の状況ですと

もっと感染率は下がると思いますが、

完璧な薬はないですね。

値段

診察料送料薬剤費等の合計になります。

・オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」:8000円(税抜)

・タミフル10錠:9000円(税抜)

・イナビル2キット:12000円(税抜)



合計金額はわかりやすいですね。

内服の回数、日数

タミフルは毎日1錠 内服

・成人:オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間、経口投与


・小児:オセルタミビルとして以下の1回用量(2mg/kg)を1日1回

   10日間、経口投与

   ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。

イナビルは2日間吸引するだけ!

成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与

   また、20mgを 1日1回、 2日間吸入投与することもできる。


小児:10歳未満の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与

   10歳以上の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与

   また、20mgを1日1回、 2日間吸入投与することもできる。

受診予約方法

予約

オンライン予約

診療時間内の予約枠を選択して

オンライン診療を受診ください。

予約時の入力事項は?

  • ご都合のよいお時間を選択
  • 住所、電話番号等必要事項を入力
  • 初回はスマホのカメラで取った健康保険証を添付いただきます。
  • 仮予約メールがお手元のアドレスに届くので、承認して確定

(所要時間 3~5分)

よくある質問

とりあえず、直接質問がしたいです。

電話番号 06-6676-8559 こちらからも問い合わせください。

すぐに薬を受け取れますか?

はい。可能です。急ぎの場合は、自由診療で処方箋を発行し、お近くの薬局へFAXいたします。

薬局が空いていれば、当日に受け取れます。

薬の副作用はありますか?

はい、あります。

下痢(0.9%)、腹痛(0.6%)、悪心(0.5%)、嘔吐などの消化器症状が確認されています

なお、アレルギー発作などを除き、重大な副作用は認められていません。

イナビルとタミフルはどちらを選べばいいですか?

効果はそこまで変わらず、内服方法の好みで決めていただいて大丈夫です。ご年齢や状況によってはタミフルの方が飲みやすい場合もあります。診療時にご相談ください。

結局いつ内服を始めればよいですか?

・インフルエンザ陽性の方と過ごし、濃厚接触になった場合は48時間以内の内服が望ましいです。

・大事な用事がある場合は、その10日間前程度に内服を始めると効果的です。