痛風・高尿酸血症のすべて|尿酸を下げる薬・発作の薬と生活対策のインデックス

健診で「尿酸値が高い」と言われました。足の親指の付け根が腫れて痛い…これって痛風ですか?薬は必要ですか?

このページは痛風・高尿酸血症まわりの記事をまとめたインデックスです。「発作の薬」「尿酸を下げる薬」「生活で改善」など、知りたい入口から飛んでください。
目次
30秒でわかる痛風・高尿酸血症
高尿酸血症は尿酸値 7.0mg/dL超で診断。痛風発作は足の親指の付け根に出やすく、「夜中に激痛で目が覚める」「赤く腫れて触れない」が典型。
治療は①発作時はNSAIDsかコルヒチン ②落ち着いてから尿酸下降薬(フェブリク・ユリス等) ③生活で再発予防(プリン体・お酒・水分・体重)。発作中に下降薬を始めるとかえって悪化するので、原則は発作が治まってから導入します。
尿酸下降薬のクラス
| クラス | 代表薬 | 作用 |
|---|---|---|
| 尿酸生成抑制(XO阻害) | フェブリク/ザイロリック/トピロリック | 作るのを抑える |
| 選択的尿酸再吸収阻害 | ユリス | 尿に出すのを促す(腎結石リスク↑) |
| 発作鎮痛 | NSAIDs/プレドニン/コルヒチン | 痛みと炎症を止める |
テーマ別:詳しい記事への入口
ここから先は、知りたいテーマに合わせて深掘りできるリンク集です。
薬の選び方を知りたい
▸ 痛風・高尿酸血症の薬を徹底比較|尿酸を下げる薬・発作の薬
下降薬の選び方、発作時の対処、いつから始めるかなど比較表で整理。
生活で改善したい
▸ 生活習慣病とその対策 Vol.5|高尿酸血症・痛風の生活対策
プリン体・アルコール・果糖・水分・体重の現実的なコツ。
発作が起きたら/治療の流れ
▸ 痛風の発作から尿酸下降薬まで|「発作時に下げる薬を始めない」理由と治療の流れ
発作時にNSAIDs・コルヒチンで炎症を止め、2週間後にULT(尿酸下降薬)を少量で開始する時間差の理由、コルヒチン予防併用、目標尿酸値まで一連の流れを整理。
薬剤別インデックス(お薬手帳のカタカナで探す)
お薬手帳の薬剤名から、自分が飲んでいる薬の詳細記事に飛べます。
尿酸生成抑制薬(XO阻害)
- フェブリク(フェブキソスタット) — 第一選択。腎機能が悪くてもOK
- ザイロリック(アロプリノール) — 古典薬。安価
- トピロリック/ウリアデック — 1日2回服用
尿酸排泄促進薬
- ユリス(ドチヌラド) — 尿から排泄。水分多めに
発作時
- コルヒチン — 発作初期に。下痢に注意
当院の痛風・高尿酸血症への対応方針
- フェブリク・ザイロリック・トピロリック・ユリス・コルヒチンのオンライン継続処方が可能です。
- 初回導入時は採血(尿酸・腎機能・肝機能)が必要なため、近隣の内科や健診で取得してください。
- 発作中の下降薬導入は原則行いません。発作が落ち着いてから(2週間程度後)導入します。
- 足の付け根に強い痛みと発赤・熱感がある場合、痛風以外(蜂窩織炎・偽痛風など)の可能性もあります。歩けない/高熱がある場合は救急受診を。
- 処方が確定すると、薬局から服薬指導のお電話をしたうえで宅薬便(ポスト投函)でお薬をお送りします。
よくある質問
-
発作中に薬を飲み始めてもいい?
-
下降薬は発作中に新規開始しません。発作中は飲んでいる下降薬は中断せず継続、痛み止めとコルヒチンで発作を抑え、落ち着いてから下降薬を始めます。
-
プリン体ゼロのビールならいいですか?
-
プリン体は減らせますが、アルコール自体が尿酸を上げるので「プリン体ゼロ」では足りません。生活対策の記事を参考に。
-
尿酸はいくつまで下げる?
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発作既往ありなら6.0mg/dL以下、痛風結節がある人は5.0以下を目標にします。
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果物は体に良いから尿酸も大丈夫?
-
果糖(フルクトース)は尿酸を上げるので、果物のとりすぎ・果汁飲料は避けたほうが無難です。
-
痛風発作はどれくらいで治まる?
-
NSAIDsやコルヒチンで3〜10日で治まることが多いです。発作が頻発する方は下降薬の導入を検討します。
もっといろいろ探したい方へ
当院ブログには他にも様々な疾患の記事があります。
まとめ
- 尿酸 7.0超で高尿酸血症、足の親指の付け根の激痛が痛風
- 発作時はNSAIDs/コルヒチンで鎮める
- 落ち着いたらフェブリクなど下降薬を導入
- お酒・果糖・体重・水分が再発予防のカギ
- 採血は内科や健診で年1回チェック
痛風・高尿酸血症の継続処方を希望される方は、お薬手帳と直近の尿酸値・腎機能をご準備ください。
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この記事の監修者

- 梅田北オンライン診療クリニック 院長
-
【経歴】
産業医科大学 医学部医学科 卒業。済生会系病院での臨床研修・救急、総合診療勤務を経て、複数の企業で嘱託や専属産業医を歴任。
その後、産業医学・公衆衛生の専門性を活かし、「梅田北オンライン診療クリニック」を立ち上げる。
現在は京都大学大学院(社会健康医学系専攻)を修了し、働く人々の健康や医療アクセスの課題に向き合いながら、臨床と予防の両面から医療の新しい形を実践している。
【資格・所属】
日本産業衛生学会・社会医学系専門医・指導医/労働衛生コンサルタント(保健衛生)/公衆衛生修士(MPH)/産業医科大学産業医学ディプロマ/日本東洋医学会/JATEC・ACLS・AMLS修了 ほか
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