高血圧のすべて|原因・薬・生活対策の全体像と詳しい記事への入口

健診で「血圧が高め」と言われて気になっています。病気のこと、薬のこと、食事のこと——どこから読めばいいかわからなくて。

このページは「高血圧の全部入りインデックス」です。30秒で全体像を、それから自分の知りたいテーマだけ深掘りできるようリンクを並べています。気になるところから飛んでください。

30秒でわかる高血圧

高血圧は家庭血圧で135/85以上(診察室では140/90以上)が目安。症状はほぼなく、放置すると脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全・認知症のリスクが上がる「サイレントキラー」です。

治療は①生活習慣の改善 ②薬物療法 ③家庭血圧モニタリングの3本柱。「いきなり薬」ではなく「まず生活+必要なら薬」が原則ですが、すでに脳卒中や心臓病の既往がある方・160/100超の方は早めに薬を併用したほうが安全です。

治療の3本柱

内容効果の目安
①生活習慣の改善減塩・減量・運動・節酒・禁煙・睡眠収縮期 −5〜15mmHg
②薬物療法ARB/ACE/Ca拮抗/利尿薬/β遮断/合剤単剤で −10〜15mmHg、複数で −20〜30mmHg
③家庭血圧モニタリング毎朝・寝る前、2週間平均で評価コントロールの可視化

テーマ別:詳しい記事への入口

ここから先は、知りたいテーマに合わせて深掘りできるリンク集です。

病気そのものを正しく知りたい

高血圧の総論|本態性と二次性の違い・必要な検査・診断

本態性高血圧と二次性高血圧の見分け方、診断に必要な検査、いつから治療を始めるかなど、病気の全体像を理解できる総論記事。

自分に合う薬を選びたい

高血圧の薬を徹底比較|ARB・ACE阻害薬・Ca拮抗薬・β遮断薬・利尿薬・配合剤

降圧薬すべての種類を比較表で整理。「自分にはどの薬が向くか」「副作用は」「合剤のメリット」がわかります。

生活で改善したい(薬を増やしたくない・予防したい)

生活習慣病とその対策 Vol.2|高血圧の生活対策(減塩・減量・運動・節酒)

DASH食、塩6g/日の作り方、運動の種類と量、節酒の現実的なライン、家庭血圧の測り方など実践編。

塩分の正しい減らし方|目標値・食品早見表・無理なく続ける10のコツ

日本人の塩分過多の現状、麺の汁を残すと2〜3g減、隠れ塩分、減塩しょうゆの使い方、ナトリウム表記の換算、カリウムとの関係まで。

漢方も検討したい

高血圧の漢方「七物降下湯(しちもつこうかとう)」

のぼせ・耳鳴り・頭重に効く理由。降圧薬と併用できるか、どんな体質に向くか。

妊娠中・授乳中の方

妊婦・授乳婦が使える薬 Vol.1

妊娠中の血圧管理の考え方と、使える薬・避けたい薬の整理。

高齢者・腎機能・お酒・薬の整理

ポリファーマシー(多剤併用)の危険|薬が増えるほど起こること・減らし方

高齢で降圧薬が3剤・4剤になっている方へ。薬の足し算ではなく引き算の発想。

お酒で肝臓が悪くなる仕組み|脂肪肝→肝炎→肝硬変と γ-GTP・AST/ALTの読み方

お酒は血圧を上げる代表的な要因。肝臓への影響もあわせて理解。

▸ お酒は「適量ならOK」は本当か?WHO・厚労省の最新ガイドラインと飲酒量低減薬

節酒で血圧が下がる科学的根拠と、減酒のための薬「セリンクロ」の話。

薬剤別インデックス(お薬手帳のカタカナで探す)

お薬手帳の薬剤名から、自分が飲んでいる薬の詳細記事に飛べます。

ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)

ACE阻害薬

Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)

αβ遮断薬

合剤(2成分入り)

当院の高血圧への対応方針

  • 初回はZoomで30分の保険診療。血圧の経過、既往症、現在の内服、家族歴、生活背景を丁寧に伺います。
  • 降圧薬は初診からの処方に対応しています。すでに主治医のいる方は、出張・転居などで一時的に取りに行けない場合の橋渡しの処方も行います。
  • 採血や心電図・尿検査はオンラインでは行えないため、当院では年1回以上、近隣の内科を受診していただきます。
  • 二次性高血圧の精査(CT・採血ホルモン検査など)が必要な場合は、専門医療機関にご紹介します。
  • 処方が確定すると、薬局から服薬指導のお電話をしたうえで宅薬便(ポスト投函)でお薬をお送りします。

よくある質問

家庭血圧と診察室血圧、どちらが正しいの?

原則は家庭血圧が優先です。診察室では緊張で10〜20上がる人が多く(白衣高血圧)、逆に診察室で正常でも家では高い「仮面高血圧」もあります。朝晩2回×2週間の平均が、いちばん本当の血圧に近いです。

一度薬を始めたら、ずっと飲み続けないといけないの?

いいえ、必ずしも一生ではありません。減塩・減量・節酒で血圧が安定すれば、減薬や中止を検討できます。ただし自己判断での中止はリバウンドの危険があるので、家庭血圧の記録を持って主治医と相談を。

副作用が心配。どんな副作用がある?

薬の種類で違います。高血圧の薬を徹底比較でARB/ACE阻害/Ca拮抗/β遮断/利尿薬それぞれの副作用と注意点を整理しています。気になる症状が出たら自己中断ではなく医師に相談を。「合う薬」が必ずあります。

健診で「血圧高め」と言われたばかり。すぐに薬?

いいえ、軽症(140〜159/90〜99)かつ高リスクでなければ、まず3か月の生活改善が原則。減塩・体重−3kg・週150分の運動で収縮期 −10mmHgも狙えます。それでも下がらなければ薬を検討します。

お酒は完全にやめないとダメ?

完全禁酒でなくても、節酒で血圧は下がります。お酒は適量ならOKは本当か?にWHO・厚労省の最新基準と、減酒のための薬「セリンクロ」の話をまとめています。

もっといろいろ探したい方へ

当院ブログには高血圧以外にも糖尿病・脂質異常症・痛風・睡眠時無呼吸・認知症など、生活習慣病全般の記事があります。

まとめ

  • 高血圧は症状がなく進行するが、放置で脳・心・腎・認知症のリスクが大きく上がる
  • 治療は生活改善+薬+家庭血圧の3本柱
  • 薬は1種類でなくてよい。種類別の特徴を理解して「自分に合う薬」を選ぶ発想で
  • 減塩・節酒・運動・睡眠で薬を減らせる可能性は十分ある
  • まずは家庭血圧を朝晩2週間。それを持って受診を

当院ではオンラインで降圧薬の継続処方が可能です。ただし採血・心電図など対面が必要な検査は近隣医療機関と連携して行います。

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この記事の監修者

原 達彦
原 達彦梅田北オンライン診療クリニック 院長
【経歴】
産業医科大学 医学部医学科 卒業。済生会系病院での臨床研修・救急、総合診療勤務を経て、複数の企業で嘱託や専属産業医を歴任。
その後、産業医学・公衆衛生の専門性を活かし、「梅田北オンライン診療クリニック」を立ち上げる。
現在は京都大学大学院(社会健康医学系専攻)を修了し、働く人々の健康や医療アクセスの課題に向き合いながら、臨床と予防の両面から医療の新しい形を実践している。

【資格・所属】
日本産業衛生学会・社会医学系専門医・指導医/労働衛生コンサルタント(保健衛生)/公衆衛生修士(MPH)/産業医科大学産業医学ディプロマ/日本東洋医学会/JATEC・ACLS・AMLS修了 ほか
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